教育・キャリア

新任職員研修

当法人の職員となられた方へは、4月1日から約2週間の法人内研修を受講いただきます。(年度途中に入職された方については次年度の4月から)
新任職員研修では、権利擁護、障害者・高齢者基礎知識、ビジネスマナーなどの座学を法人職員や外部講師の指導のもと学んでいただきます。 研修後半では法人内の複数の事業所で体験実習を行い、配属先ではない部署の雰囲気を知り、他部署の職員と交流する機会としております。

キャリアステップ

当法人では「キャリアパス制度」を導入しています。

キャリアパス制度とは、どのようなスキル・実績があれば昇格できるのかの条件や基準を明確にしたものです。
当法人の場合は、役割に応じて8段階の職位のいずれかが与えられています。職位ごとに役割が明文化されており、職員は与えられた職位に応じた業務や役割を中心に担っています。
職位は与えられた役割の習熟度により上位の職位へ昇格することがあります。毎年実施される考課面談では、キャリアパスの習熟度を職員と上司が話し合って確認します。考課面談の結果は、人事会議で上位職位へ昇格できるレベルにあると認められると上位の職位へ昇格します。
また、職位は基本給の等級と連動しており、上位の職位ほど基本給の等級が高くなります。

昇給について

当法人では、等級と号俸による「昇給」と「昇格昇給」という2つの考え方があります。

昇給

号俸の上昇分(評価によって号俸の上昇は変動しますが、平均的な評価は1年間で5号俸の上昇)にあたり、一般的には自然昇給といわれる部分です。

昇格昇給

キャリアパス制度における職位と等級は連動しており、職位が上がると等級も上昇します。「昇格昇給」は通常の「昇給」よりも上がり幅がかなり大きいため、在席年数の長さよりも職位が昇格するスピードの方がより給与額に影響するシステムとなっています。
下の図は18歳で入職(1等級からのスタート)し、それぞれ1~7等級で60歳の定年を迎えた場合の基本給をシミュレーションした図ですが、仮に入職から退職までずっと1等級だった場合は、ほとんど基本給は上がりません。一方でキャリアパスの進捗状況によっては、若くして5等級や6等級といった高い等級に昇格昇給できる可能性もあります。
当法人の賃金体系は年功序列型ではなく、どちらかというと実力主義的な賃金体系となっています。

基本給のシミュレーション図です。