INTERVIEW 02

就労して収入を得ることで、
人生の選択肢が広がる

木原 大輔

Daisuke Kihara

中部就労援助センター
(川崎障害者就業・生活支援センター)
2014年入社
文理学部社会学科卒

入社動機

ゼミの担当教授が現場で就労支援に携わっていたことから、障害者福祉を始め、就労支援に興味を持ちました。別業界や他の社会福祉法人への就職活動も並行して行いましたが、就労支援のノウハウがあり、経験豊富な法人であることに魅力を感じ、入社しました。

働くことで、生活の質が上がる

入職して最初に配属されたのは、発達障害のある方を対象に就労支援プログラムの提供と就労後のフォローアップを行う「ウィング・ビート」でした。ここで仕事の基本を学んだ後、5年目に現在の事業所に異動。現在は様々な障害のある方の就労支援や定着支援を行っています。
中部就労援助センターに登録されている方は、18〜65歳くらいの年齢層で計約900名に及びます。うち、すでに就労された方の定着支援が約600名、求職中の方が約300名といったところでしょうか。仕事の内容は、面談、電話相談、企業巡回、見学や面接同行、職業評価、他機関とのカンファレンス・調整、記録作成、地域会議の企画運営など多岐にわたります。私は主に求職者支援を担当しているので、履歴書等書類の確認、採用面接の同行、入社に向けた契約面談等への同席などを行い、入社後は職場定着に向けた支援も行います。就労することが困難だった方が一社会人として企業で働き、自分でお金を稼げるようになることで生活の質が上がり、生き方が豊かになってゆく。その好循環に貢献できることが仕事のやりがいであり、支援した方が活躍している姿を目にすることが日々の励みになっています。

木原 大輔写真1

木原 大輔写真2

その人の“強み”を見立て、就労に結びつける

地域活動支援センターの職員の方からの相談で、知的障害のある方の就労を支援したことがあります。学校卒業後に就職がかなわなかったため、働くことへの見通しが立たず、不安を抱えていらっしゃいました。「お金を稼いでお母さんに楽をさせてあげたい」という思いはあっても、一度も就労した経験がないと自分に自信が持てないのは仕方のないことかもしれません。まずは面談と職業評価を重ね、何ができて何ができないのか、どんなことに配慮が必要なのかを探るとともに、いろんな企業実習をつないで経験を積んでいただきました。
その方は、複数のことがらを判断して行動することは苦手なものの、同じことをコツコツ続けることはできる方でした。そんな“強み”を就職までの見通しとともに本人に伝えることで、当初抱えていた不安が薄れ、就労への意欲が高まっていきます。そこで改めて就職活動について話し合い、その方の強みをいかせる企業・職種を提案したところ、週5日フルタイムでの就労を果たしました。
お会いした時は自己肯定感が低い方でしたが、就労したことで自分に自信が持てるようになり、今では一人暮らしに向けてコツコツと貯金をはじめている、と聞いています。「木原さんがいてくれたから就職することができました」と言っていただけたときは、この仕事をしていて良かったと、心から思いました。

木原 大輔写真3

木原 大輔写真4

いろんな人・職種・職場に出会えることが自分の経験になる

もちろん、私たちの支援がいつもうまくいくとは限りません。でも、いろんな方に出会えるのはこの仕事の面白さの一つです。利用者の障害特性も様々なら、就労先として相談に伺う企業の方も様々な方がいらっしゃいます。入社当初は「社会人経験のない自分にできる仕事なのだろうか?」という葛藤もありましたが、今はここでいろんな方と出会い、信頼関係を築いていくことが、自分にとっての人生経験になってゆくのかな、と思っています。
就職活動は人生の大きな節目の時期だと思います。様々な会社の説明会に参加し、様々な人の話を聞き、自分の「やりたい」と思う気持ちがどこに向いているのか、その時々の気持ちを大事に就職活動ができるといいと思います。就労支援にご興味がある方は、ぜひ電機神奈川福祉センターの採用説明会にご参加ください。

木原 大輔写真5

木原 大輔写真6

1日のスケジュール

  • 6:30

    起床

  • 7:00

    朝食・家事

  • 8:00

    出発

  • 8:30

    出勤スケジュールとメールチェック

  • 8:45

    ラジオ体操・朝ミーティング集中的に支援をしているケースの状況について情報共有します。援助センターは個人での対応が中心となるため、センター全体でケースを共有する大切な時間です。それぞれの対応に耳を傾け、必要に応じて確認や助言を行います。

  • 9:30

    面談・電話対応面談:1時間に1件を目途に所内にて「面談」を行います。就労に関する相談、日常生活に関する相談等内容は様々です。面談を通して支援の方向性を検討していきます。
    電話調整:メイン業務の一つに「電話対応」が挙げられます。登録されている方、ご家族からの電話相談はもちろん、就労先企業の担当の方との電話でのやりとりも多いです。また、援助センターの支援範囲には限りがあるため、地域の支援機関に相談を繋ぐ機会は多々あります。区役所、地域相談支援センター、ハローワーク、就労移行支援事業所等、様々な支援機関と電話にて調整を図ります。

  • 12:00

    お昼休憩

  • 12:45

    企業巡回のための移動

  • 13:30

    企業巡回:職場定着支援援助センターに登録されている方の就労先への定期巡回です。本人に困りごとはないか、職場担当者が感じている課題はないか面談を行います。必要に応じて本人、職場の担当の方、人事の方、支援者等複数名での面談を行うこともあります。登録されている方が安定して継続的に働き続けることができるよう、職場定着支援を目的に定期巡回を行います。

  • 14:30

    帰社のための移動

  • 15:30

    電話対応・記録作成面談、企業巡回、電話等、その日の対応を「記録」に残します。記録の時間は今後の支援を考える自己整理の時間でもあり、大切にしている時間です。

  • 18:00

    退勤

  • 19:00

    スポーツジム・趣味ストレス解消!!大事な切り替え時間です。

  • 21:30

    食事・入浴・家事

  • 23:30

    就寝7時間半睡眠を目標に就寝…